一畑グループは島根県の県庁所在地である松江市に本社がある一畑電気鉄道(株)の子会社として島根県の出雲市以東と隠岐の島の島後で路線バスと観光バスを展開しております。古くは(隠岐島を除き)一畑電気鉄道が直営で事業を行っておりましたが、平成11年に設置された子会社一畑バス(株)が平成12年4月より本体で営業していた路線のほぼすべて、全高速バス路線と観光バスのほとんどを引き継いで運行を開始しました。この一畑バスですが現在本社は松江市西川津町にある一畑電鉄時代の松江営業所のあった場所で車庫と併設されております。また、出雲地域をカバーするために出雲に支社があります。出雲支社は数年前に現在の上塩冶町に移転し、まだ新しい車庫です。そのほか、松江一畑交通(旧社名:松江一畑タクシー)がタクシー会社であると同時にバスを所有し松江と出雲空港や米子空港へ運行、出雲一畑交通(旧社名:出雲一畑タクシー)が松江一畑交通と同様にタクシー会社であるとともに出雲市駅と出雲空港間と玉造温泉〜出雲空港間、出雲大社〜出雲空港間の路線を運行しており、両社とも貸切バスを所有しております。また、本土より約100キロ(フェリーで約2時間)北へ行ったところに隠岐島がありそのうち島後地区の路線バス(廃止代替バス)と島内の定期観光バスなどを運行している「隠岐一畑交通」もあります。
路線バスは先述の通り、かなりの合理化がされていることでお判りかと思いますが不採算路線を多く抱えており、平成13年には松江〜安来方面、安来市内、米子駅〜安来・伯太・広瀬方面など安来・能義地区(平成16年10月より安来市)のほぼすべての路線が廃止され、これら地区では一部事務組合を設置し80条バスを運行しております。(実際の運行は大新東に委託)また、平田市内もバス路線が廃止され市が生活バスとして80条バスを運行しております。その他地区も不採算路線を中心に減便がなされており、かなり厳しい環境となっております。
それとは反対にバス活性化の努力もなされているようで松江市橋北の主要施設・観光地を巡るループバスとして「まつえウォーカー」を平成13年頃に新設、運行されておりました。このバスですが、JR松江駅を起点に一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅・小泉八雲記念館・松江城・県庁などを右回り・左回りの循環があり観光利用には大変便利な路線です。当初の運賃は1乗車100円で以前はいすゞのLTが運行されていたようですが、現在は平成15年にノンステップの新型車両が導入されておりこれら車両が活躍しておりました。平成18年に一乗車150円に変更。翌平成19年にバス活性化の努力の甲斐無く利用客減により路線廃止されました。
高速バスは松江〜広島間を皮切りに出雲・松江〜東京(渋谷)間(夜行)、出雲・松江〜大阪(梅田)間、松江・出雲〜小倉・福岡間(夜行)、出雲〜広島間、出雲・松江〜岡山間、出雲・松江〜京都間などの路線を運行しており好評を得ているようです。そのうち、福岡線は現在は西鉄バスが撤退したうえに平成15年からは昼行便の運行も行っております。(平成17年に廃止、夜行便のみに戻りました)
ここでは一畑グループでこれまでに撮影した車両を紹介しています。ここでは原則として陸運登録の順番で掲載をしております。先日、旋風迅雷さんより社番情報を提供頂き、社番順に一覧表を作り直しました。こちらをクリックしてください!!なお、この車両一覧表は★松園ニュータウン★がこれまでに判明したもののみとなっております。あらかじめご了承ください。
一畑グループ各社・種別ごとにそれぞれの一覧表を用意しております。
ご覧になりたい一覧表をクリックしてください。 |
年式や型式につきましては当支配人の推測が含まれておりますので誤りがありましたら砂岩トスへメールでお知らせ下さい。
車庫内の画像は一畑バス本社(松江)様、一畑バス出雲支社様より許可を頂いて撮影したものです。
画像・情報提供・・・特急ムーンライトさん、たぬきやさだきちさん、総武線沿線在住さん、ゴズさん、旋風迅雷さん、山陰観光バスさん
旋風迅雷さんにはここにある社番情報のほぼすべての情報を提供いただきました。
車両一覧の色表記内容 |
スロープ付きバス(ワンステップ) |
ノンステップバス |
松江一畑交通 |
出雲一畑交通 |
高速車両 |
高速(夜行)車両 |
貸切車両 |
移動・廃車・運用離脱車両 |
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