鹿島鉄道(廃止)のページ


鹿島鉄道は石岡〜鉾田間27.2kmの非電化の路線でした。鹿島鉄道は大正11年に設立された「鹿島参宮鉄道」が前身で大正13年に石岡〜常陸小川間の開通により営業開始。その後、昭和4年に鉾田までの全線が開通しました。その後、合併・拡大により昭和40年関東鉄道鉾田線となり、昭和54年関鉄本体から分離される形で現在の鹿島鉄道になりました。以降、右肩下がりの乗客減に加え、鹿島鉄道の実質的な屋台骨であった貨物輸送(百里飛行場への燃料輸送)も無くなったことにより平成19年3月31日の運行をもって全線が廃止されました。廃止後は鹿島鉄道の終着駅「鉾田駅」に9両あった車両の内の3台が保存。また、鉾田駅の駅舎が既に解体されております。
ここでは鹿島鉄道で運行されていた車両と廃止前に撮影された駅舎を紹介していきます。

平成26年3月いっぱいで公開終了させて頂きましたが、関東鉄道グループの会社だったこともあり、平成27年3月より関東鉄道グループのページからジャンプ形で公開を再開させて頂きました。

全画像提供:かけるくんのパパさん

鹿島鉄道 キハ600形(602)
昭和12年に新製されたかしてつの中でも最古参車両です。昭和42年に601とともに国鉄より譲受されております。譲受後はロングシート改造を受けているようです。かしてつ廃止後は601が鉾田駅で保存されており、この602は既に解体された模様です。(平成19年3月21日玉造町駅で撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)
鹿島鉄道 キハ430形(432)
昭和32年に製造されたものです。富山の加越能鉄道で活躍していたものでしたが、昭和48年に431とともに譲受。昭和61年にワンマン化され、平成19年の廃止まで運行されておりました。。かしてつ廃止後は431が鉾田駅で保存されております。(平成19年3月14日鉾田駅で撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)
鹿島鉄道 キハ714形(714)
昭和28年に新製されたものです。昭和51年に北海道の夕張鉄道より譲受された車両です。入線当初はセミクロスシートでしたが、ロングシート改造を受けております。かしてつの中ではこの車両だけがワンマン改造されておらず最近数年間はあまり使われていなかったのではないかと推測されます。(平成19年3月21日玉造町駅で撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)
鹿島鉄道 KR−500形(505)
鹿島鉄道の中では最新のグループでかつ4両が存在したかしてつの主力車両です。平成元年に501と502が平成3年に503が、そして平成4年に505が新製されております。こちらの形式のみがセミクロスシートになっていたようです。平成19年の廃止後は(もったいないような感じもするが)502と503が既に解体。ご覧の505は鉾田駅で(仮)保存されております。(平成19年3月21日鉾田駅で撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)

かしてつ廃止直前の画像をいくつか・・・
玉造町駅
かしてつ主要駅の一つでした。見た感じ古くて貴重な駅舎に見えましたが廃止後、既に解体された模様です。(平成19年3月21日に撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)
鉾田駅
かしてつの終着駅です。敷地内には関鉄グリーンバス鉾田営業所が併設されております。かなり年期が入った駅舎で貴重な存在だと感じておりましたが、かしてつ廃止後は既に解体された模様です。(平成19年3月21日に撮影:かけるくんのパパさんより画像提供)
石岡駅に設置されていた案内板
(かけるくんのパパさんより画像提供)
桃浦付近の沿線風景。
本来は長閑な場所でしょうが、
廃止前ともあり鉄道ファンがちらほらと・・・
(かけるくんのパパさんより画像提供)
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